目的と手段の連鎖と大学生。
目的と手段の連鎖とは、本来の目的を達成するための手段が、目的となってしまうことです。
例えば、ピラミッド構造の組織を想像してください。
企業において、1人の社長が目的を決めます。(例えば、顧客の創造)
そして、社長は2人の部長に目的達成の指示をします。(例えば、一人は新製品開発、もう一人は広告戦略)
社長からの指示を実行するために、部長は自分の目的を作り、その目的達成のために、4人の課長に指示します。
そして四人の課長は、自分の目的を作り、自分の部下4×2人に指示をします。(以下続く・・・。
社長の目的が忘れ去られ、社長の目的達成のための手段がしだいに、目的となっていくのです。
まぁ長大企業ではこれは不可避なように思えます。
しかし、この目的と手段の連鎖が個人レベルで起きると怖いなと思います。
例えば、大学生。
入学当初は、自分の将来のやりたいことをみつけるという目的があるとします。
社会を知るために、バイトをする。そして自分を知るためにサークルに参加をする。
しかし、いつしか、バイトやサークルが大学生活の目的となってしまいます。そして結局自分の将来のやりたいことを見つけるという大切な目標を達成できなくなってしまうという最悪の結果になってしまいます。
なんかこういう大学生多いのかなって思っています。(主観ですが)
私たち個人は常に、目的と手段の連鎖が起こらないように意識する必要があります。
そして、そのためにPDCAはとても役立つツールであると思います。
You should be careful!